感覚統合療法、個別・少人数制の療育ならOnlyOne梅島

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Program

感覚統合療法教室『のんびりフライデー』

感覚統合療法教室
対象

小学校低学年

参加人数
5〜6名
費用
受給者証をお持ちの方は
自己負担1割
日時

毎週金曜 15:00〜17:00

こんなことで悩んでいませんか?

  • 運動の様子、動作がぎこちない
  • スポーツへの苦手意識が強い
  • よく転んでしまう
  • じっと座っていられない
  • 文字がうまく書けない
  • ハサミがうまく使えない
  • 集中力が続かない
  • etc…

これらの原因は感覚統合が
うまくいっていないことにあるかもしれません

お子さんが集団生活をはじめて一斉指示が通りにくいなどの指摘を受けて心配になっている保護者の方も多いのではないでしょうか?子ども達の発達のつまずきや問題行動の背景には感覚統合の発達過程と深い関連があります。感覚統合は道具の使用、学習、対人関係など、身体機能だけでなくさまざな活動の基礎となる重要な脳機能と考えられています。

例えば、靴ひもが結べないからといってひも結びの練習をしても、触覚や平衡感覚(前庭覚)といった土台となる機能の発達に遅れがあると、思うように上達することができないことがあります。このような問題に対しての解決策として感覚統合療法が用いられています。感覚統合療法は脳における感覚情報処理の視点から発達支援を行う、医療現場で発展してきた発達障害児のリハビリテーションです。

「のんびりフライデー」は、毎週金曜日に「ゆったり楽しく」をコンセプトに少人数制の集団療育で感覚統合療法を行う小学校低学年向けの放課後等デイサービスです。臨床経験豊富な作業療法士(OT)が感覚統合理論・感覚統合療法を活用し、根本的な問題へのアプローチを行います。運動療法(運動療育)をお探しの方や、単なる預かり型のサービスではなく質の高い療育をお求めの方にもオススメです。

ご家庭で感覚統合遊びのやり方が書かれている本を読んで既に実践されている方も、発達のつまずきの原因や感覚統合の発達状態を正しくを理解して療育できているか自信が持てない方は是非当プログラムをご利用ください。感覚統合は行動観察をしっかり行い、発達段階に合わせたトレーニングが重要なポイントです。ご家庭での療育と合わせて、週1回は専門スタッフによる感覚統合療法を受けられると良いと思います。医療機関との繋がりも深いため、頼れる相談先の1つになるはずです。

人気のプログラムですが、他のプログラムとの兼ね合いで週に1回しか無いこともあり、空きが出るとすぐに埋まってしまいます。ご検討中の方はお早めにお申し込みください。満員の場合でも順番待ちは可能です。空き次第ご連絡いたします。

放課後等デイサービス:障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた児童福祉法に基づく公的サービスで障害福祉サービスの1つです。

対象児童(障害種別)

LD(学習障害)やASD(自閉スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)、アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、発達性協調運動障害、言語障害などの発達障害全般、もしくは発達に心配のあるお子さん(いわゆるグレーゾーン)。

感覚統合療法(Sensory Integration Approach)とは

感覚統合療法は脳に入ってくる様々な感覚情報を目的に応じて分類・整理する脳の働きの感覚統合に着目した治療法・リハビリテーションです。アメリカの作業療法士のエアーズ博士(Ayres,A.J.)が学習障害児(LD)のための治療法として開発しました。現在ではその理論と実践法は学習障害児以外にも、発達の気になるお子さんに対して学校教育や保育などに応用されてきています。

私たちは光や音など体の内外から様々な刺激を受けて生活しています。これらの刺激を感覚器官を介して感じる働きを感覚といいます。よく知られている感覚には日常生活で自覚しやすい「五感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)」がありますが、自覚しにくい感覚も重要な役割を果たしています。例えば筋肉や関節の状態、力の入れ具合を感じる「固有受容覚(固有感覚)」、身体の傾きやスピード、回転を感じる「前庭覚(平衡感覚)」などです。感覚機能には個人差があり、感じ方の強弱や程度は人それぞれですが、感覚の受け取り方に大きな偏りがあると、自分自身の身体の動きを感知しにくいために姿勢の保持も難しくなります。

エアーズ博士は感覚統合がうまくいかない状況を交通整理に例えて「脳の中が交通渋滞になっている」と脳の状況を表現していますが、感覚統合の発達に問題の無い人でもこの「交通渋滞」の現象は体感できます。それが車酔いです。車酔いは視覚とズレがある前庭刺激に曝されることで感覚統合されず、脳が混乱することによって起こります。

感覚統合がうまくいっていれば、無意識のうちに自分の身体の動きや周囲の状況をこれらの感覚を通して把握し、その場に応じた感覚の調整や力加減等ができるようになります。

下記は感覚統合の発達の土台となる感覚とその役割・作用の一覧です。

感覚役割・作用
触覚皮膚感覚の一種で、触る・触られる感覚を皮膚で感知する。情緒の安定や手先の器用さに関係する。社会性獲得の土台。皮膚感覚には触覚以外に圧覚や痛覚、温度感覚などがある。
固有受容覚(固有感覚)筋肉や腱、関節などで感知する。手足の位置などの情報を脳に伝え、力加減や体のバランス、体幹、自己存在感に関係する。
前庭覚(平衡感覚)加速、回転、傾き、重力、揺れなどを耳の奥にある耳石器と三半規管で感知する。覚醒レベルの調節、姿勢調整、眼球運動、情緒的安定、空間認知に関係する。
視覚文字、色 、空間の奥行きの知覚、姿勢の調整に関係する。
聴覚声や物音を聞き取る、聞き分けることに関係する。
嗅覚・味覚味やにおいの感知に関係する。

感覚統合療法で重要視される感覚は?

エアーズの感覚統合理論では子どもの感覚統合の発達段階を土台となる感覚の上に4段階で表します。土台部分が触覚、前庭覚、固有受容覚、聴覚、視覚。これらの感覚がお互いに関連しあって高次の発達をとげて、学習能力や運動能力などを獲得していきます。感覚統合療法の取り組みにおいて第一優先順位は赤ちゃんがおなかにいる時から働いている触覚、前庭覚、固有受容覚です。これら3つの感覚をまとめて基礎感覚と呼びます。発達段階が低いほど、基礎感覚の発達が重要です。

そして基礎感覚の上に姿勢保持・バランス能力(平衡反応と立ち直り反応)などの1段目。ボディイメージの形成や両側協応(体の右側と左側を協調的に使用する能力)、行為機能(体を上手く使う能力)が発達する2段目。手指の機能分化が進み、言語機能が発達する3段目、感覚統合の最終産物として、集中力、自己コンロール力、教科学習能力、論理的思考力などが発達する4段目で構成されています。

感覚統合がうまくいかなくバランスが崩れてしまったら…?

感覚統合の発達段階

感覚統合がうまくいかないとどうなるのか

感覚統合が十分に行われていない、感覚統合機能不全(感覚統合障害)の状態は情緒面、対人面、学習面、言語面など様々な場面で困ったことが起こることがあります。集団生活の場においては「態度が悪い」「怠けている」といった見方や評価をされがちで、精神的不調を抱えるなどの二次障害が起きてしまうリスクがあります。

不器用さがある

  • キャッチボールや縄跳びなどの運動が苦手
  • お絵かきが苦手
  • 利き手が確立していない
  • 箸、はさみ、定規といった細かい動きが苦手 など

感覚過敏(感覚調整障害)

  • 新しい場所や人ごみに大きなストレスを感じる
  • 服の素材等、特定の感触のものに違和感、痛みを感じやすい
  • ブランコや滑り台、ジャングルジムなどを極端に怖がる
  • ドライヤーなど特定の音が聞こえると耳をふさぐ など

落ち着きがない

  • 注意散漫
  • 授業に集中ができない
  • 席に座っていることができない など

感覚鈍麻(感覚刺激に対して鈍感)

  • 強くものを叩いたり、強烈な刺激を求める
  • いつもマイペースでぼんやりしている
  • 声をかけても気が付かない など

自分をコントロールできない

  • 衝動的に行動してしまう
  • 飲み物を上手に注げない
  • 気持ちの切り替えが苦手、こだわりが強い など

言葉の悩みがある

  • 先生の話が聞けない
  • 発語のほとんどがオウム返し
  • 逆さ文字になってしまう
  • おしゃべりができない
  • 説明が苦手 など

対人関係

  • 友だちとのトラブルが多い
  • きまりを守れない
  • ルールの理解ができない など

プログラム内容

年齢や発達段階、感覚特性に応じて、子どもたちが遊び形式で楽しく学べるプログラムです。作業療法士が感覚入力の調節や、関わり方を工夫するなどして、お子さんの達成感と成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、チャレンジ精神も養っていきます。

プログラム内容は大きく分けて2種類、「粗大運動」と「微細運動」です。姿勢の保持や歩行、ジャンプなどの全身を使った運動のことを粗大運動。字を書く、お箸を使うなどの手や指を使った細く精密な動作を必要する動きのことを微細運動といいます。

感覚運動プログラム(粗大運動)の例

バランス感覚を鍛えよう
  • ・マット運動
  • ・すもう
  • ・バランスボール
  • ・トランポリン
からだを使って遊ぼう
  • ・ソフトブロック
  • ・的あて
  • ・風船ラリー
目の動きを育てよう
  • ・ボールキャッチ
  • ・お手玉遊び

手先のプログラム(微細運動)の例

上手に手を使おう
  • ・お箸の練習
  • ・鉛筆の握り方
  • ・お絵かき
  • ・ハサミの練習
触って遊ぼう
  • ・いろいろ粘土
  • ・触って当てよう
組み立てて遊ぼう
  • ・折り紙
  • ・アイロンビーズ
  • ・段ボールハウス

学習支援プログラムの例

文字をマスターしよう
  • ・カルタ作り
  • ・問題お絵かき
  • ・形クイズ
イメージで算数を解こう
  • ・式を説明しよう
  • ・問題お絵かき
  • ・おはじき計算
聞いて書いてみよう
  • ・メモを取ろう
  • ・読み聞かせお絵かき

実際の利用事例

Aさんのケース

Aさんは手先の不器用さが目立つお子さんです。鉛筆でマス目の中で書いたり、ハサミで線に沿って切ったりする事が特に苦手でした。

それらを改善するためには、姿勢の安定、体のボディイメージがしっかり持てている、手元に注意を向けることができるといった要素が必要になります。

まずはトランポリンを使った活動で前庭覚を使うことを身に着け、 全身運動で体のイメージをしっかりと作りました。

また、手の握る力をつける遊びと、手先の感覚や手元に注意を向ける 活動も取り入れていくことで改善が見られました。

トランポリン

B君のケース

B君は力の入れ具合がうまくできず、お友達とうまく付き合えないことがありました。本人は叩いたつもりはなくても少し力が強く入っていたりしたようです

力の入れ具合など固有受容覚と呼ばれるものを改善していくために、体全体と使うようなダイナミックな活動を取り入れ、すもう遊びや外では鉄棒、ジャングルジムなどといった遊びを行いました。

活動を行っていくうちに体の使い方、力加減がうまくできるようになり、集団の中で一緒に遊びを行ったためお友達とも少しずつコミュニケーションを取れるようになってきました。

ジャングルジム

担当スタッフ紹介

作業療法士
藤山

はじめまして、作業療法士の藤山です。

からだのお悩み相談室で活動しております。

こちらでは、運動が好き、絵が好き、ゲームが好き…様々なお子さんに出会います。 なかには、ちょっとだけ失敗したことがきっかけで、お友達と遊ぶのを避けてしまったり、幼稚園や学校を嫌いになってしまう場合もあるかもしれません。

私たちは、体の動かし方が遊びや勉強への意欲に大きく影響すると考えています。好きな活動を楽しみながら、大きな運動、細かい運動のコツをつかんで「できた!」体験を増やしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

利用の流れ

  • お申し込み

    Web予約フォーム、お電話にて施設見学・体験利用のお申し込みを受付しております。
  • 体験利用・面談

    発達の経過や現在の様子、問題と感じておられること、身辺自立(食事、トイレ、着替え、整容など)に関することなど是非お聞かせください。また、家や学校・園での困り事・心配事など発達全般のお悩みは何でもご相談ください。
  • 説明とご契約

    ご利用の注意点やお願いなどをお伝えいたします。
  • 利用開始

    具体的な目標を決めて支援を行なっていきます。

見学・体験授業のお申し込み

見学・体験授業のお申し込みはお電話またはお申し込みフォームより受け付けております。お子さまの成長について不安に思われていることやサービスの不明点など、お気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

療育手帳を持っていませんが、利用可能ですか?
療育手帳や医師の診断は必要ありません。ただし、受給者証を取得いただくことが利用条件になりますので、市区町村の自治体によっては受給者証申請にあたり医師の意見書等が必要になる場合があります。手続きの進め方についてはスタッフが丁寧にご説明いたしますので、ご安心ください。
月額料金はいくらになりますか?
放課後等デイサービスは市区町村発行の「受給者証」があれば9割が自治体負担となり、自己負担額が約1割となる制度です。利用料金は自治体によって定められており、利用者のご負担は1回あたり750円~1,200円となります。また、世帯収入により自己負担上限金額が定められています。
癇癪を起こしたり意思疎通を図ったりするのが苦手な子どもでも参加できますか?
受給者証をお持ちであれば当施設の活動に参加していただけます。
発達検査は受けられますか?
OnlyOneでは発達検査を行なっておりません。連携医療機関の成仁病院 こころの発達支援室でWISC-IV(ウィスク・フォー)などの検査が可能です。
送迎サービスはありますか?
送迎サービスはございません。送迎サービスをご希望の方はOnlyOne足立をご利用ください。OnlyOne足立は感覚統合療法専門ではありませんが、手先のトレーニングなどのプログラムも提供しております。

施設情報

050-3734-5544
営業時間
9:00-17:00
※木曜は20:00まで
定休日
日曜日・年末年始
住所
〒123-0851
東京都足立区梅田7 丁目 26-15
エミネンス梅島 2F
※1F が「ゆずりは梅島」さん
アクセス
東武伊勢崎線 梅島駅 徒歩7分(東京メトロ半蔵門線・日比谷線直結)
JR王子駅より 都バス 千住車庫行き「エル・ソフィア前」下車