「怒った時のクールダウンの方法について~認知行動療法を参考に~②」

こんにちは!オンリーワン足立です。あっという間に春休みも終わり、新学期がスタートしましたね。皆さんは新しい生活に慣れるまで忙しい頃でしょうか?
 さて、今回のブログは前回の続きから更新してまいりたいと思います。

 前回は「怒り」の原因についてご紹介致しましたが、今回は具体的にどんな方法で「怒り」という感情を消火したら良いのかご紹介していきたいと思います。
(怒りの起こる原因について知りたい方は、前回のブログをご覧ください。)

○具体的な方法について
1. ちょっとひと休みする。
自分の中に怒りが溢れてしょうがない!というときに怒りという感情に飲み込まれてしまわないように怒りのスイッチを切ってしまう、という方法です。
 オンリーワンでは、お子さんと一緒に怒る原因を考えそれぞれに合った「怒り」を消火する方法を考えます。例えば、深呼吸をする、一人きりになれるパーソナルスペースに行くなどです。

2. 怒りを減らす考え方をしてみる。
参考文献のなかでは怒りは「自分の中にいる炎のようなもの」と例えられています。
怒りの炎に水をかけてパッと消火してしまおう!という考え方になります。
 例えば、言い換えをする。(次にやろう、まあいいか、仕方ないなど)
ゲームで負けた場合には「つぎは勝てるように頑張ろう」など前向きにとらえられるように練習したりすることです。
 オンリーワンでは、ワークシートを用いて怒りを抱きやすい場面を想像し、違う考え方をしてみるというプログラムを行っています。何人かのグループで行うことで友達がやっている良い方法を知ったり、怒りではない違った考え方や方法に気づくことを目指しています。

20170411

  上記の方法を試す前に、紙などに怒りやすい状況や理由を書きだしてから、この方法
を試してみることがオススメです。どのような時に怒りやすいのかあらかじめ分かってい
るとこの方法を試すタイミングを見つけやすいのです。オンリーワンでは一人ひとりに
合った方法を一緒に考え、第3者から違った考えのヒントをもらったり、新しい考えを
導けるようにサポートしています。
 慣れるまでが大変ですが、少しずつで構いませんのでぜひ試してみてください!
 まず初めにはご褒美シートを用意して、「イライラした時にお友達や家族に八つ当たりしない」などルールを一つ決め約束が守れたらシールを一つ貼り、10枚たまったら何か一つご褒美がある。という取り組み方もあります。
小さなゴールを設定して達成感を味わえるようにしてみることもオススメの取り組みポイントです。
 

次回のブログでは、3・4番の方法をご紹介したいと思います。
次週もよろしくお願い致します。

参考文献:「だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック」
     著 ドーン・ヒューブナー 明石書店

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