もうすぐ夏本番。暑い季節にスメハラ予防に努めよう。体臭・口臭予防

はじめに

精神疾患をかかえる方の中には、症状によるセルフケア能力の低下が起こります。うつ病などでは、抑うつ気分や意欲低下が起こりますし、統合失調症では陰性症状による無為自閉などといった症状により、自分への関心が低下します。このようにセルフケア能力の低下が起きやすい精神疾患ではありますが、本日はスメハラについて話そうと思います。匂いのエチケットをしないと損をしてしまいますよ。という話です。

スメハラ(スメルハラスメント)とは

スメハラの意味は?

スメルハラスメントという言葉、一時期、流行りましたよね。ご存知ない方のために、概要から説明していきます。スメルハラスメントとは、直訳すると、スメル(匂い)によるハラスメント(嫌がらせ・いじめ)という意味で、意味合いとしては、匂いによって相手や周囲に不快感を与える事を指します。

スメルハラスメントに該当するものは?

主に、体臭・タバコ・香水や柔軟剤の香りが多いと言われています。ポイントは香水や柔軟剤の匂いも含まれるということです。本来いい匂いにするためのものでも、過剰だとスメハラに該当してしまうのです。嗅覚というのは十人十色で、本人にとってはいい匂いでも、他人にとっていい匂いとは限らないということがポイントですね。

なぜ自分では気づきにくいのか?

閾値の説明

医学的な話でいうと、人の感覚である五感(見る、聞く、匂う、触る、味わう)というものには、閾値というものが存在します。閾値というのは、このラインを超えた刺激を感じ取りますよという機能のことを言います。つまり感覚を感じ取れる刺激量の最低ラインを言います。

例にすると

Aさんの聴覚の閾値は30ポイントだとして、30ポイントを超える音、つまり閾値を超える音でないと、Aさんは聞こえませんよ。という意味です。味覚だと、30ポイントを超える塩加減でないと、しょっぱいと感じませんよということになります。人は閾値を超えて、はじめて感覚として刺激を感じる取ることができるということになります。

閾値は個人差がある

この閾値は人によっても違います。30ポイントの塩でないと、しょっぱいと感じない人もいれば、15ポイントの塩でも、しょっぱいと感じ取れる人もいます。同じ刺激でも、感じ取れる敏感さ(閾値の低さ)は人によって違います。

閾値は変動する

最後に、閾値は個人内でも変動するという機能があります。詳しく説明していくと、閾値は順応という機能も持っています。順応とは、刺激に対して感覚器官が慣れることです。視覚をイメージするとわかりやすいと思います。暗いところにずっといると、だんだん見えてくることを経験したことはありませんか?これは視覚が暗さに順応しているのです。

30ポイントの明るさじゃないと見えなかった視覚が、閾値が低下して、より少ない刺激でも感じ取れるようになったことで、見えるようになったのです。つまり、閾値が下がって、感じ取れる最低ラインが下がったことで、15ポイントの明かりでも見えるように順応した結果、暗くてもだんだん見えるようになったのです。

順応するから感じ取れなくなる?

順応はラインを上げることもします。つまり刺激が強すぎるから、閾値を上げて、感じ取りにくくしようとします。30ポイントで感じていた塩加減も、しょっぱすぎるから、50ポイントじゃないとしょっぱく感じられなくしようと閾値を上げます。そして、この閾値を上げるという順応が嗅覚で一番早く起こるのです。つまり匂いはすぐに順応してしまうので、自分の匂いは感じられなくなりますし、自分の香水なんかも、振りかけた直後は感じられますが、すぐに匂いがしなくなるのです。

他者は順応していない

それをその日初対面の人に会ったら、どうなるでしょうか。その方は、自分の匂いにはまだ順応していないので、自分は匂いを感じ取れなくても、他者には強烈に匂いを送るわけです。これが自分の匂いには気づかない理由です。もちろん他者もその匂いを嗅いでいれば順応します。でもちょっと席を離れたら、元に戻るので、また匂いを感じるのです。

精神科とスメルハラスメント

セルフケア能力の低下

では、精神科とスメルハラスメントについて絡ませて話をしていきましょう。精神疾患の症状の一つに、セルフケア能力の低下というものがあります。このセルフケア能力とは、簡単に述べると、日常生活をするための自己管理能力みたいなものです。大まかにいうと、食事をするだったり、整容するだったり、安全を保つだったり、そういった日常生活の物事を管理する能力の総称です。このセルフケア能力の低下は様々な精神疾患で、起こる症状の一つです。

衛生を保つ機能の低下

病状が悪化してセルフケア能力が低下すると、自分の身だしなみに無頓着になることがあります。勿論、病状が回復すれば身だしなみもできるようになりますが、清潔に保つということが、病状のせいで難しくなることが多いのです。これは精神科特有とも言えます。

スメハラに無頓着だと損をする

就職を目指しているとして

あなたが採用担当だとして、誰かを雇うときに、面接に来た2名がだいたい同じ能力で同じ評価だとしましょう。ただ、片方は体臭がひどくて、匂いのエチケットが出来ていなかったとしましょう。そうした場合、どちらを採用しますか?おそらくほとんどの方が匂いのエチケットができている人だと思います。では能力は劣っていても、匂いエチケットが出来ている人と、能力は勝っているけど、匂いエチケットができていない人だとどうでしょう。それは多少分かれるかと思いますが、ほとんどの場合、能力が劣っていても匂いエチケットができている方が採用されます。それくらいスメハラが相手に与える印象は大きいのです。

他者はスメハラを教えてくれません

これが、スメハラ問題に一番怖い所です。自分がスメハラを起こしていても、多くの場合教えてくれないのです。つまり感じ取りにくい自分の匂いを、何とか自分で察して、自分で対処するしかないのです。これほど難しいことがあるでしょうか。そして自分で気づかないまま、他者の評価は下がっていくのです。怖いですよね。だからこそ、全員がエチケットをすることが大切です。臭くない人も中にはいますよね。でも自分がどっちかはわかりません。だったら、エチケットしておいたほうが安心ですよね。

匂いエチケットの方法

女性がオフィス内で感じるスメハラ項目

このデータは日本ブレーンキャピタル株式会社が2019年1月10日(木)~2019年1月11日(金)にインターネット調査で1,099人の全国20代~50代の女性に対して実施したアンケート結果です。

  1. 汗やわきがなどの体臭(56.1%)
  2. タバコ(18.4%)
  3. 加齢臭(11.9%)
  4. 強い香水(8.4%)
  5. アルコール(2.0%)
  6. 焼き肉などの煙り(0.5%)
  7. その他(2.7%)

となっています。1位~4位が多くの意見で不快に思われているものと捉えて予防していきましょう。

ちなみにスメハラがあった場合どうしますか?

というアンケートでは、

72.3%が近寄りたくない。17.1%直接会話をしたくない。9.0%が触られたくない。と思っているそうです。もう仕事になりませんよね。それくらい深刻なのです。

体臭のコントロール

香水は危険

まず体臭を香水でコントロールするのは、危険な行為です。理由は2つあります。1つは香水そのものが、新たなスメハラになる可能性があることです。次に、体臭×香水の組み合わせが混ざると余計に不快な匂いになる場合があるということです。エチケットしようと思っているのであれば、香水を選択するのは控えましょう。

デオドラントの使用

入浴やシャワー後にデオドラントを活用しましょう。これでかなりの体臭が抑えられます。ポイントは綺麗にした後に、すぐ使うことです。デオドラントは汗をかいて臭くなってから使っても意味がありません。綺麗な状態で使用することで予防することが重要です。

アックス フレグランスボディスプレー

さまざまな匂いのタイプがあり、ほぼ1日効果が持続します。小さいので携帯もしやすく、オススメです。ここでのポイントは性別に合わせたデオドラントが良いと思います。男性は女性用を選択しないようにしましょう。

デオドラントZ

最近制汗剤で増えてきているのがロールオン式のような直塗りタイプです。スプレータイプと違いニオイが広がらないので、様々なシーンでさっと塗ることができます。デオドラントZは無香性の商品もあり、原料臭はありますがニオイが苦手な人も安心して使用できます。

汗をコントロールする

汗を放っておくと、常在菌が増殖したりして、匂いの原因になります。デオドラントをしていても、汗をかきすぎていると、デオドラントの効果を突破して匂いが発生してきます。ですので、デオドラントと、汗のコントロールの二刀流で対処していくことが望ましいと思われます。

アイスデオドラントボディペーパー

この商品は汗っかきの方に、是非使っていただきたい商品です。どんなに汗っかきでも、拭けば止まる優れものです。夏は外から室内に入ると、結構汗が出ますよね。その時にさっと一拭きしてあげれば汗をコントロールできます。また脇などを拭く場合はデオドラントが落ちてしまいますので、拭いた後は一吹きしてあげるとよいでしょう。

口臭をコントロールする

歯磨きは毎食後にした方がいいですね。手っ取り早いものとしては、歯磨き粉を変える事です。安物ではなく、ある程度口臭予防に特化したものが良いですね。後はマウスウォッシュを携帯することも重要です。例えば他者と接近して会話しなくてはいけないときなど仕事をしているとありますよね。そういうときには、直前にマウスウォッシュをすると予防することができます。ガムをかむという方法もありますが、相手によっては失礼に当たる場合があるので、気を付けましょう。

タバコのにおいをコントロールする

タバコのにおいを感じていないのは、喫煙所から出てきたあなただけです。タバコのにおいは近くを通っただけで感じ取られるほど、強いものだということを自覚しましょう。それだけ相手に不快感を与え、自分の評価も下がっていきます。喫煙をするのであれば、しっかりとしたコントロールをする必要があります。

喫煙後は、口臭コントロールと、服、体に付いた匂いを取ることをしましょう。ブレスミントを食べるなどをして、口臭をコントロールして、服について匂いはファブリーズなどの衣類用消臭スプレーを使いましょう。これでかなり予防することができます。

消臭スプレーはタバコ専用が良いです。メンズ用などの販売しているので、喫煙しない方でも汗が服についたら吹きかけるという使い方もできます。

ファブリーズMEN

まとめ

匂いエチケットは知らず知らずに自分の評価を下げてしまいます。だからこそ予防をしていくことが重要です。自分の匂いを感じていないのは自分だけを考えエチケットに踏み出しましょう。良いエチケットライフを。