基本プログラムの目的は規則正しい生活を送れるようになること、仕事をするための基礎力を身に付けることにあります。
例えば、仕事での対人関係、職場環境などで就職後にストレスを感じる方が多くいます。ストレスの上手な対処方法や、ストレスを減らすためのコミュニケーション方法を心理士と一緒に学べるプログラムをご用意しております。

職場でのコミュニケーションに緊張したり、まだ自信が持て無い場合でも、まずはJob庵職員と一緒に楽しみながらコミュニケーションを練習していけるプログラムをご用意しております。

生活サポート

長く働いていくためには、ある程度決まった時間に寝て起き、健康的な食生活や、適度に息抜きをすることが大切です。食生活や生活リズムも、メンタルの調子に深くかかわっています。「疾病管理プログラム」では食事や生活リズムの整え方について講義とグループワークをしています。金銭管理についての講義もあります。「心理プログラム」では心理士職員と一緒に、ストレスの対処法や息抜きの仕方、自分の気持ちの上手な伝え方などについて考え、グループワークで意見交換をしたりしています。

疾病サポート

就職してから長く働いていくためには、まず自身の特性を知り、自分の症状や特性とうまく付き合っていけるように対処できるようになることが大切です。プログラムを通じて、症状や特性を働きながら自分でコントロールできることを目指します。「疾病管理プログラム」では精神状態の調子が良くない時や、どんな時に精神状態が崩れるのか考えて、調子を崩さないで働くことができるように備えます。(下図・クライシスプラン参照)薬のはたらき・大切さについても講義をしています。「心理プログラム」では、自分のメンタルに向き合いつつ、ストレスを感じるときや気持ちのコントロールの仕方について考え、学んでいます。

コミュニケーションサポート

Job庵では、コミュニケーションになかなか自信が持てないというお悩みをお持ちの方向けに、まずは優しいスタッフを交えてカードゲームやレクリエーション活動を行う「コミトレ」や、もしも○○だったら?をテーマにサイコロトークで楽しく話し合う「もしチャレ」プログラムをご用意しております。職場での、色々な人と連携して仕事をするためのコミュニケーションを楽しみつつ練習できる場として「グループワーク」プログラムもご用意しております。

実践プログラム

Job庵では実際の仕事のような作業と体験や練習ができる「しごトレ」プログラムをご用意しております。事務仕事で行うさまざまなデータの打ち込み、書類作成や伝票の計算、割印練習、軽作業の仕事で行うようなピッキングや納品書と商品のチェック作業から、ボールペンの組み立てやビーズの仕分け、三つ折り、ペーパークラフトまで、さまざまな種類やレベルのものをご用意しております。しごトレに参加することで仕事のリハビリテーションとなり、初めてやる仕事をやってみることで自分に向いている仕事について見つけるきっかけにもなります。

NEAR

精神の病気になると、認知機能(頭の回転の速さや集中力などの、脳のはたらきのこと)が下がってしまうことがあります。病気を発症してから本を1冊読み切れなくなったり、家事がうまく進められなくなったり、誰かと話をしていて話を理解することが少し難しくなったな…という経験はありませんか?NEARでは、脳トレのようなゲームと2週間に1度の集団で行う言語セッションという活動を通じて、認知機能を鍛えたり、仕事や日常生活でうまく対処するための方法を考えたりしています。

体力づくり

散歩などの運動プログラムを行っています。

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